日本でもようやくキャッシュレス化が進んでいますが、キャッシュレス化を推進する活動をしているNIPPON Platform株式会社(旧NIPPON PAY)をご存知でしょうか?
NIPPON Platform株式会社の事業・活動内容と経営者(現代表取締役会長)の高木純氏について調べてみました。
※2019.03.05追記
高木純氏の最近の活動
目次
高木純氏が目指していること(事業内容)
NIPPON Platform株式会社は日本の取引をキャッシュレス化することを使命に掲げて、様々なキャッシュレスソリューションを提供している会社です。(高木純氏は一般社団法人日本キャッシュレス化協会の専務理事も兼任)中国のモバイル機器を利用した決済ソリューションをメインにしたサービスや、ECショップ用の決済サービスも提供しています。
高木純氏の経歴
代表取締役会長になる前の経歴や就任後の経歴について調べました。
高木純氏が2019年2月26日現在役員に就任する企業、団体は下記になります。
- NIPPON Platform株式会社(旧株式会社NIPPON PAY) 創業者 / 代表取締役会長
- 一般社団法人日本キャッシュレス化協会 専務理事
- 一般社団法人NIPPON応援団 理事
- NIPPON Tablet株式会社 取締役
- NIPPON Security株式会社 取締役
1991年 15歳で社会人に
京都出身で1976年に生まれ、15歳で5年間「とび職」として働く。
1999年 23歳に実業家へ転身
水道工事や建築会社でリフォーム営業、松下電器産業(現在のパナソニック)など、様々な仕事を経験した後、23歳で実業家に転身。
ヤフーBBの代理店として事業を軌道に乗せる。
2005年 29~30歳にビジネスの場を海外に移す
シンガポールを拠点にし、アジア各地で飲食事業の経営をサポートと投資などで活躍。
2013年 37歳にビジネスの場を再び日本に移す
アフリカのケニアで「携帯端末を使ってキャッシュレスで支払いしている」のを見たことをきっかけに、「日本をキャッシュレス化したい」という思いを持ち、ビジネスの場を日本に移す。
2016年 40歳にNIPPON Platform株式会社(旧株式会社NIPPON PAY) 創業
2016年9月にNIPPON Platform株式会社(旧株式会社NIPPON PAY)を創業し、2016年11月には一般社団法人日本キャッシュレス化協会の専務理事に就任。
2018年7月には一般社団法人NIPPON応援団の理事に就任。
活動内容
おみせ応援プロジェクト
NIPPON Platform株式会社はNIPPON応援団という一般社団法人と協力して、おみせ応援プロジェクトという活気を失った店舗をサポートする活動を推進させるためにセミナーを日本全国各地で開催しています。(高木純氏は一般社団法人NIPPON応援団の理事も兼任)おみせ応援プロジェクトとは、それぞれの地域の市街地の中心となる店舗と人を結びつけるプロジェクト。
様々な店舗の繁盛を支援する便利なサービスやタブレット端末を、その店舗に提供し、従来では考えられなかった全く新たな形での仕事を創り出しながら、日本全国各地の中規模や小規模の個人商店をサポートしています。
中小規模の個人商店をメインに店舗の活性化を起点とする地方創生や地域創生を実現させることを目指し、まず店舗が活性化するのに役に立つ無料の、おみせ応援キットを受け取り店舗の活性化の準備をスタートさせています。(おみせ応援プロジェクトには無料で参加することが可能)
そして、おみせ応援WEBサイトに掲載しているおみせ応援マップに無料で掲載してPRが始められます。
お祭り応援パックを利用すると、イベントの規模や商店街の参加する店舗の数によって変動しますが最大で100万円のイベント協賛金を受けることが期待できるそうです。
協賛金は、おみせ応援プロジェクトに参加した店舗が30店舗だった場合の目安は1店舗あたり約1万円程で、およそ30万円ぐらいとなります。
このイベントを、きっかけにして各地域が活性化するのをサポートする、おみせ応援プロジェクトを更に推進させるのと同時にキャッシュレス化を進めていくことにも貢献するというわけです。
キャッシュレス化のセミナー
日本全国各地でキャッシュレス化のセミナーを開催しています。
また、おみせ応援プロジェクトの講師は無料で派遣することが可能です。
日本では地方に過疎化に歯止めがかからない中で、このような地方を活性化させるプロジェクトを立ち上げているのは非常に立派なことと言えます。
また、せっかく活性化させることが出来ても決済方法が現金だけだと外国人観光客が不便さを感じ離れていってしまうのでキャッシュレス化についてもセミナーも同時に行っているのは非常に効果的であると言えるのではないでしょうか。
人材採用会社であるエン・ジャパン株式会社と業務提携
大手の飲食店や販売店などの企業はインターネットを利用して求人広告を掲載していますが、中小規模の個人商店は、まだまだ求人情報誌などのアナログな方法による求人活動を行っているケースが散在しています。
このことによって求職中の人材は簡単に、どのような求人がどこで行われているのかを把握出来ないような状況に置かれています。
そのためNIPPON Platform株式会社は、人材採用会社であるエン・ジャパン株式会社と2019年の3月に業務提携し、このことによって、この会社が無償で貸し出している店舗向けのタブレット端末にエン・ジャパン株式会社が無料で提供しているクラウド型採用支援システムを搭載することによって、簡単に中小規模の個人商店が求人広告を掲載することが出来る仕組みを構築しました。
この業務提携によって効率的に雇用が促進されることによって、その地域の生産力が高まり店舗の活性化と地域の活性化に寄与することが期待出来ます。
中小規模の店舗の人手不足は大手の企業よりも深刻な状況ですので、このような業務提携は非常に有意義であるといえるでしょう。
取り組みの失敗談や経営者としての考え方
YouTubeに高木純氏のインタビュー動画が公開されています。
↓
ニッポンプラットフォーム創業者 高木会長インタビュー30分 2019年1月22日
インタビュー内で特に印象に残った話を紹介します。
キャッシュレスに興味を持ったきっかけ
アフリカのケニアでキャッシュレス化が進んでいるのを目にして、テクノロジーの向こう側がキャッシュレスではないこと、自分がイメージしているキャッシュレスではなかったことを知りキャッシュレスに興味を持ちました。
日本がキャッシュレス化が進まない理由
色々な国、「中国」「韓国」「東ヨーロッパ」のキャッシュレスを視察し、国ごとにキャッシュレスのやり方や進行が違うことを確認。
海外を視察して最後にわかったのは「日本が一番キャッシュレスしにくい国」ということでした。
理由
- 治安が良い(盗まれたり襲われたりしない)
- 清潔(使っている紙幣・硬貨がキレイ)
事業を始めて三年目で…
事業を始めて三年目で、あまり日本はキャッシュレス化に興味がないことに気がつきました。
「このままでは社会に埋もれてしまう」
そこで別の軸で中小規模の個人商店向けに店舗の活性化や地方創生や地域創生を実現させることを一つのビジョンに加えました。
キャッシュレスに興味がないことを実感
お店の店主さん、特に地方の店主さんはキャッシュレスに興味がないことを実感。
では何に興味があるのか?それは…
「自分の店がキャッシュレスで儲かるのであれば興味がある」
「自分が住んでいる街がキャッシュレスして良くなるのであれば興味がある」
この観点が欠けていたことに2018年の前半に気づきました。
失敗談
お金を調達し、先行投資として無料タブレットもっていきましたが無料と怖がられ、日本社会の最大の敵「タダより高いものはない」を実感しました。
またスーツを着て商店街にきた時点でアウトでした。
見せ方を変えることで…
おみせ応援プロジェクトのおみせ応援キットに無料タブレットを入れるという見せ方を変えたところ、ようやくうまくいきました。
高木純氏の経営者としての考え方
「競争が好きじゃない、誰も展開していないところで新しいことをする」
「競争して他人のシェアを奪い取って勝つのは好きじゃない」
「絶対に勝てるところを探す」
高木純氏の評判や口コミ
#ノアコイン 提携先のNIPPONPAY、台湾進出きたぁぁあああ!!!
台湾でもニッポンペイの決済端末が使われるって?!これはとんでもない事ですよ!
NIPPON PAY代表取締役 高木 純が台湾政府主催セミナーにメイン講師として登壇、日本×台湾でキャッシュレス化推進へ https://t.co/1FivSHmNAk
— わっと@仮想通貨妄想億り人ブログ (@watakemo) 2018年5月10日
NIPPON Pay (NIPPON Platform)日本キャッシュレス化協会の高木純
Pringは熱烈なオファーでNIPPONタブレットに参加したのだね。
UIもスティーブジョブズを引き合いに出し洗練された誰でも説明書無しで使える事を評価!
ま、聴いてみてよ!#pringhttps://t.co/wWE9uJE0O1
— マギカ (@alfa156rossocor) 2018年10月30日
【10月18日開催、参加者募集中】第4回日本キャッシュレス化協会主催セミナー 日本再興戦略「キャッシュレス決済比率40%超への道」 https://t.co/j8TVOiCa61
— カイジ《期待値を追う男》【ADK・XEX・JAM・ノアの騎士団】 (@tsukatsukabox) 2018年10月4日
ネット上の評判を見ると急激に盛り上がっているキャッシュレス化と随伴し、高木純氏が推し進めるキャッシュレス化活動に対して好意的な意見が多いです。
なおpring(プリン)とはスマホ送金アプリの一つとなります。
プリン(pring)- お金コミュニケーションアプリ
書籍情報
常識を疑え!!上巻:日本国内立志編
原作者からのメッセージ
こんにちは。ユビキタスグループ代表の高木純です。
本田健さんの「ユダヤ人大富豪の教え」を漫画化された漫画家・今谷鉄柱さんとの運命的な出逢いにより今回の出版に至りました。
私は「人生の経験」と言う師から学んだ「成功する為のルール」をいくつか持っています。
その中の1つが「常識を疑い非常識を選択する。」というものです。
常識を疑え!!下巻:海外武者修行編
原作者からのメッセージ
世の中で数多い意見で形成される常識を疑い、世の中の数少ない意見で形成される非常識を良く見つめてみる。
本書が、あなたの人生を変えるきっかけになる事を信じています。
常識を疑え!!人生を輝かせるノウハウ30
『常識を疑え!!人生を輝かせるノウハウ30』
高木純著
Kindle価格:1,250円
ASIN:B00J7TLJGE
Amazon Kindleストア
原作者からのメッセージ
私は15歳で社会に出ました。
1976年生まれの同世代の中では高校、大学と進んでいく事が当たり前の中で数少ない「非常識」な行動をしたのだと思います。
しかし私の人生の中で、この「非常識」な考え方こそが、今現在の自分自身を作り上げてくれたのだと自負しています。
常識を疑え!!新章 : 大いなる夢想
『常識を疑え!!新章 : 大いなる夢想』
高木純著
オンデマンド (ペーパーバック)価格:1,497円※Amazon2019.03.05現在
出版社:デザインエッグ社
ISBN-10:4815008337
ISBN-13:978-4815008338
Amazon
著者について
ごく普通のサッカー好きの少年だったが、高校入学と同時にある事件に巻き込まれ、やむなくたった20日で高校を中退。
15歳から5年間とび職として働いたあと、自分探しの放浪の旅へ。
たまたま訪れたアフリカのケニアで、現地の人たちが当たり前のように携帯端末を使って「キャッシュレス」で便利に支払いしているのを見て大きなカルチャーショックを受ける。
知らなきゃ損する タブレットを活用してお店を繁盛させる方法
『知らなきゃ損する タブレットを活用してお店を繁盛させる方法』
高木純著
オンデマンド (ペーパーバック) 価格:1,620円※Amazon2019.03.05現在
出版社:デザインエッグ社
ISBN-10:4815009597
ISBN-13:978-4815009595
Amazon
あらすじ
タブレットの利用方法を紹介するマンガ「知らなきゃ損する タブレットを活用してお店を繁盛させる方法」は、つるかめ商店街でお店を経営する人たちが登場人物。
タブレットのさまざまな機能を活用することで、お店を繁盛させていく物語だ。
ペイメントナビ
うちの奥さんは、商店街を歩くたびに手を振られるんですがどうなってるんですか?
『うちの奥さんは、商店街を歩くたびに手を振られるんですがどうなってるんですか?』
高木純著
単行本(ソフトカバー) 価格:500円※Amazon2019.03.05現在
出版社:扶桑社
ISBN-10:4594079881
ISBN-13:978-4594079888
Amazon
内容紹介
著者の高木さんの会社では、お店が繁盛するための便利な道具(タブレット)を日本中の商店街にあるお店に無料で貸し出しています。このタブレットにはお店が繁盛するための仕掛けがいっぱい搭載されているのです。
ニュース&トピックス
高木純氏の最近の活動を紹介します。
2019年3月5日 シンガポール「NETS Pay」など注目の決済を続々と提供
NIPPON Platform株式会社は、シンガポールの決済ブランドであるNETSとの業務提携を皮切りに、海外における事業強化・事業展開を加速する。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、競争が激化している東南アジアを中心にそのような海外戦略を描くのか。共同創業者である会長兼海外事業CEOの高木純氏に聞いた。
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